中山七里さんの人気法医学ミステリー「ヒポクラテス」シリーズが誕生して10周年を迎えます。待望のシリーズ第5弾『ヒポクラテスの悲嘆』(祥伝社 刊)刊行を記念し、文芸誌「小説NON」に掲載したイラストレーター遠藤拓人さんの挿絵を集めた初の挿絵展を開催します。挿絵制作のエピソードとともに、間近で物語の世界をお楽しみください。
開催概要
展示名:中山七里「ヒポクラテス」シリーズ10周年記念 遠藤拓人挿絵展
展示期間:2024年3月19日(火)~2024年4月2日(火)※最終日は17時まで
展示会場:青山ブックセンター本店内 ギャラリースペース
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
営業時間:平日 11:00~21:30 土日祝 10:00~21:00
*状況により、営業時間の変更がある場合もございます。
お手数ですが、お出かけ前にご確認下さい。
「ヒポクラテス」シリーズ
浦和医大の研修医・栂野真琴が、ある事情から法医学教室に入ることになり、教室の主・光崎藤次郎教授とともに遺体の解剖を通して〝死体だけが語れる〟真実を明らかにしていく法医学ミステリー。解剖が好きなキャシー・ペンドルトン准教授や、埼玉県警の若手刑事・古手川和也など脇を固める魅力的なキャラクターにも注目。第一作『ヒポクラテスの誓い』は第5回日本医療小説大賞の最終候補作となりWOWOWにて連続ドラマ化された。
最新刊『ヒポクラテスの悲嘆』
<あらすじ>
浦和医大法医学教室に餓死した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後3週間が経っていた。まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目のミイラ化死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引きこもっていたという。同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を? だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけると――。